シンデレラ・ボーイ
Arnel Pinedaという40代の男を知っていなくても
「Journey」というバンドは、知らない人は少ないのではないだろうか。
先日来日した、「TOTO」と同じようにメンバーすべてが強者揃いで
80年代に「産業ロック」と揶揄されたり、バカテク凄腕ギタリストを擁していたりと
共通点の多いバンドであったが、Journeyの真骨頂はSteve Perryのボーカルそのものだったと思う。
映画「海猿」の主題歌や、Mariah Careyがカバーしたことでも有名な「Open Arms」では
伸びやかな高音と、しっとりと歌い上げる中にも力強さを感じるボーカルを披露しているし
このバンドを知っていれば、彼の実力に異論を唱える人はまずいないだろう、
というぐらいの実力の持ち主であった。
解散(フェードアウト?)後に90年代後半に一度復活するのだが
彼が参加したのはわずか1枚だけで、ツアーも殆どこなさずに脱退したらしい。
# 何でも、もともとJourneyを脱退したのはツアーが嫌だったからだそうで。
その後「Steve Augeri」という名前も声もSteveに似たボーカルを探してきて
アルバムを1枚出したものの、喉の病気でリタイア。
# このアルバム、あまり売り上げは良くなかったが作品としては先のPerry復帰作より
# 原点回帰もはっきりしており良いアルバムだったように思う。
Augeriも悪いボーカリストではなかったが、
あまりにPerryに歌いぶりが似ているというより似せているために、
線の細さが如何ともしがたい感じを受けたものだ。
その後、「Jeff Scott Soto」という
メタラーなら知らない人はいないギタリスト「Yngwie Malmsteen」の元ボーカリストを迎えるも
長続きせず、脱退してしまう。
その頃、フィリピン人のArnel Pinedaは
JourneyやBostonなどのカバーバンド「the ZOO」というバンドで歌っていた。
そのライブの様子をYoutubeにアップロードしていたのだが
これをJourneyのギタリスト、Neal Schonが観ていたのだった。
歌っているクリップをYoutubeで観た彼は、
興奮した様子でキーボードのJonathan Cainに真夜中にも関わらず電話を掛けたらしい。
# これはyoutubeの音質を考えればすごいことだと思う。
はじめは、アジア人であることに違和感を持っていたらしく
プロデューサーも、2,3曲録って「すごいね、似てるね」で終わらせるつもりだったらしいが
彼の歌うところを目の当たりにした他のメンバーは、
彼を正式にボーカリストとして迎える決心をする。
とにかく聞いて欲しい。
原曲「Faithfully」という曲を知っている人は
Steveそっくりそのままでもない、何か別の力を感じたと思う。
この難曲を完全に自分のものにしている彼に
他のメンバーがメロメロにされるのも、分かるような気がする。
カバーバンドのボーカルが、実力を(youtubeで)認められて
本物としてデビューする。
まさに、現代のシンデレラ・ボーイだ。
# 40代には見えない・・・
「Journey」というバンドは、知らない人は少ないのではないだろうか。
先日来日した、「TOTO」と同じようにメンバーすべてが強者揃いで
80年代に「産業ロック」と揶揄されたり、バカテク凄腕ギタリストを擁していたりと
共通点の多いバンドであったが、Journeyの真骨頂はSteve Perryのボーカルそのものだったと思う。
映画「海猿」の主題歌や、Mariah Careyがカバーしたことでも有名な「Open Arms」では
伸びやかな高音と、しっとりと歌い上げる中にも力強さを感じるボーカルを披露しているし
このバンドを知っていれば、彼の実力に異論を唱える人はまずいないだろう、
というぐらいの実力の持ち主であった。
解散(フェードアウト?)後に90年代後半に一度復活するのだが
彼が参加したのはわずか1枚だけで、ツアーも殆どこなさずに脱退したらしい。
# 何でも、もともとJourneyを脱退したのはツアーが嫌だったからだそうで。
その後「Steve Augeri」という名前も声もSteveに似たボーカルを探してきて
アルバムを1枚出したものの、喉の病気でリタイア。
# このアルバム、あまり売り上げは良くなかったが作品としては先のPerry復帰作より
# 原点回帰もはっきりしており良いアルバムだったように思う。
Augeriも悪いボーカリストではなかったが、
あまりにPerryに歌いぶりが似ているというより似せているために、
線の細さが如何ともしがたい感じを受けたものだ。
その後、「Jeff Scott Soto」という
メタラーなら知らない人はいないギタリスト「Yngwie Malmsteen」の元ボーカリストを迎えるも
長続きせず、脱退してしまう。
その頃、フィリピン人のArnel Pinedaは
JourneyやBostonなどのカバーバンド「the ZOO」というバンドで歌っていた。
そのライブの様子をYoutubeにアップロードしていたのだが
これをJourneyのギタリスト、Neal Schonが観ていたのだった。
歌っているクリップをYoutubeで観た彼は、
興奮した様子でキーボードのJonathan Cainに真夜中にも関わらず電話を掛けたらしい。
# これはyoutubeの音質を考えればすごいことだと思う。
はじめは、アジア人であることに違和感を持っていたらしく
プロデューサーも、2,3曲録って「すごいね、似てるね」で終わらせるつもりだったらしいが
彼の歌うところを目の当たりにした他のメンバーは、
彼を正式にボーカリストとして迎える決心をする。
とにかく聞いて欲しい。
原曲「Faithfully」という曲を知っている人は
Steveそっくりそのままでもない、何か別の力を感じたと思う。
この難曲を完全に自分のものにしている彼に
他のメンバーがメロメロにされるのも、分かるような気がする。
カバーバンドのボーカルが、実力を(youtubeで)認められて
本物としてデビューする。
まさに、現代のシンデレラ・ボーイだ。
# 40代には見えない・・・
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